カトリックとは何か

実話から考える、女性の貞操観とは何を意味するのか

次々明るみになる、カトリックの問題

日本にもカトリックを主としている大学や高等学校など、数多く存在している。有名校としてあげれば、大学では聖心女子大や清泉女子大、中学・高校では雙葉中学・高校やセシリア中学・高校といったような超名門校として知られているようなところが、カトリックを主とした教えの下に学生を指導しています。そんな学校で育った生徒ほど、まさか遠い異国の地で自分たちが知るはずのなかった歴史の裏側で、カトリックがそんな非道を行っていたなどと信じられるはずもないだろう。

けれどカトリックの行ってきたことは、何もマグダレン洗濯所に見られる人権無視を行った所業ばかりではない。それこそ修道院とは名ばかりの施設で神父が行っていた、婦女暴行などが次々と露見していった。そうした数々の悪行が明らかになったのもここ最近の話、それこそ2000年代に突入してやっとという時にだ。

性的虐待は日常茶飯事だった

カトリック以外にも、ほとんどの宗教では婚前交渉を行うことはご法度としている。日本でもかつては嫁入り前の女性が性交渉を行うなど以ての外と思われていた時代もあるくらいだ。今でもそれは続いているものの、禁止されているにも関わらず教えを説く神父らによって、罪なき女性たちがそうした毒牙にかけられ続けていた歴史が、遂に白日の下に晒された。しかもアイルランドだけではない、教派が浸透している各国という規模でだ。

アメリカの場合

カトリックの闇が明かされたきっかけは2002年に起きたアメリカ、ボストン司教区において司教が30年に渡って130人もの児童に性的虐待を行っていたことが発覚する。だが司教は厳正な処罰は行われる、他の教会に異動させられただけだったため、事態は益々悪化していった。その後メディアによってこの司教は、かつて虐待事件で起訴された上に、さらに1998年には聖職者としての資格を停止させられていた過去が明るみになったのです。その後この司教は禁錮刑に処されましたが、矯正センターにて他の収容者から暴行を加えられて死亡するという、憐れな末路を晒した。

この事件をきっかけとして、カトリックの罪はこれだけではないのではと疑いを持たせるには十分過ぎる火種となります。やがて、その影響は世界各地のカトリック教会にまで届くものとなり、矛先は教皇にも届くものとなった。

イギリスの場合

これらの騒動はイギリスにも共通している。ここでも聖職者による性的虐待は慢性的に行われており、過去に被害を受けた女性たちが告発することで次々と明るみに出てきた。その後イギリス国内のカトリックにおいて最高位に当たる枢機卿だった人物が、1970年代にそうした事件に対して緘口令を敷いたことも明らかになり、イギリス国内を騒然とさせました。

その後当時枢機卿だった人物も学生に対して性的虐待を行っていた事実が明るみに出て、大司教としての立場から追放される。

ドイツの場合

被害はドイツにも見られており、それまでに300人以上の被害者が報告されるなど、問題の大きさが窺い知れる。これらの事件が表に出たことで、それまでカトリックを信奉していた人々のおよそ20%近くが、教会から離れることを検討するまでに至っている。また教皇に至っては、それら虐待の事実を知っていながら、黙認していたのではないかという疑いを持たれるようになるなど、事態は混迷を極める事になってしまった。

隠蔽をし続けてきた

けれどこうした事実が明らかになったことこそ、幸運と思うべき点かもしれません。何故なら、過去にも発覚しそうになると教会の上層部による隠蔽工作が行われていたからだ。それも調査の末に明らかになり、カトリック教会がこれまで築き上げてきた権威や地位という土台を揺るがす騒動へと発展する。しかも事件を起こした司教は異動するだけで、ほぼお咎めがない状態だった。しかも異動した先で同様に虐待を行うなどしては、問題を膨らまし続けた結果が現在に至る。

中でも異動させられた司教の中にはメディアや人の目が行き届きにくいアフリカなどの地方へと飛んで、同様の手口を行っているというから、もはや人のすることではありません。教会にとって不都合な真実を隠蔽し続けたことで、教皇はもちろん、教会そのものにも非難が集中してしまうのだった。やがてこれら一連の出来事から、2012年までにおよそ384名の聖職者が解任処分される結果となる。

処女尊厳は何処にあるのか

こうして見てもらうと分かるように、処女であることを誇りにしている価値観があるのに対して、神父自らが戒律を破って婚前交渉を教徒に強いていたことになります。だが中には男性も含まれているため、厳密に言えば女性ばかりが被害者ではありません。それこそ自分がまさか男に強姦されたなどと、知られたくない事実を秘匿する男性もいるため、被害報告の数は隠されているものも含めれば数えきれないでしょう。

宗教を重んじるべきはずのカトリック、その闇ではただただ本能のままに行動する野獣たちが蠢いていた。

おすすめ作品

↑PAGE TOP